長い悪夢

これは私の夢の中

青い観覧車

境となる駅を探していた 熊本方面で、どこからが球磨川か……そんな感じだ。何度も唱えていた事を覚えている 車で移動しながらテラスで腰掛けれる場所を探していた。観覧車の下にベンチがあったのでそこはどうか?と提案をするが、断られてしまう。 実は私の部…

手の中の膣

"手の中の膣" どういうことかと説明文を見ると、至って一般的なサイズの水槽が置かれていた。中には熱帯魚が複数収容されており、隣に並ぶ水槽には小動物のオブジェがある。タイトルとは結びつかないが、嫌いじゃない 話の通じない男が部屋でタバコを吸う、…

ラーメン地獄

「週一ラーメンは無理だから無邪気はノーカンにしていいですか」 もう無理だと思った。この気持ちを抑えられるまい 私はお得意のTwitterで吐露した 昼に友人と壱壱家に行く約束をするも、待ち合わせまで耐えられず無邪気に行ってしまう。 「すみません、我慢…

能面

グラウンドに等間隔に並ぶ能面、どこを通り抜けて行こうかと迷っていたらぶつかりそうになる。神の儀式とでも思っているのか、彼らは黙下どんな表情をしているのか気になったタイトルは、憂という言葉があった事実しか記憶にない

気づいたら俺は

工事中の不安定な道路を自転車で通過しながら、博多駅のフルーツサンドが食べたくなった。 だが気づいたら苺のフルーツサンドを頬張っていた。自分の食い意地が何よりも恐ろしいよ。 「気づいたら俺は〜フルーツサンドを〜食べていた」そう頭の中で唱えた

かに

かに道楽にて竹鶴を浴びせられた女達がだらしなく畳の上で膝をついている。接待で来たのだろう、可哀想だとも思ったがそういうサーヴィスとして成り立っているならどうでもいい。 カーテンレールの上に乗りたい、経験者が「倒壊したことがあるんだ」と大袈裟…

生き地獄

オレンジ味のあるレンガが敷き詰められた高層ビルの最上階にはフェンスもなにもなく、震える足でエレベーターへと駆け込んだ。高所恐怖症による恐怖よりも、エレベーターを待つ煩わしさにより剥き出しの階段を使うことにした。しかし、震える足ではとても1…

積雪

雪が降った日の写真を見せられる。興味が無いのでどうでもいい返事でかわした 唯一、モアイ像が並ぶ写真には身を乗り出したが。 玄関でヒステリックに叫ぶ女がいる、ゾンビが押し寄せてくるぐらいの嫌悪感と諦めをもった。 中華服を着た美女が救急病院に運ば…

ゾンビ

グラスが2つ並んでいる。"どちらが雨の匂いがすると思う?"左のグラスには薄らと麦色が付着しているだけで空っぽ同然だ。右のグラスには8割麦茶が注がれている。 なんとなく、右を指した。ハンチングを被るアーティスティックな男が目をキラキラとさせて何か…

老爺

暗い街を歩いていると向かいからやって来る小汚い老爺にイチャモンを付けられ殴られる、殴られ続ける。残念ながら老爺に傷つけられたとて私のマゾヒズムは満たされないし、御門違いだ。声をあげるが通行人は静観、若しかしたら私に非があったのでは…と、振り…

ホラーハウス

友人の家にて 一人暮らしの割には広すぎる間取り、渋い色のカーテン、女の子の部屋には似つかわしくないパイプ椅子。すべて湿度のある、陰気臭い感じだ。友人の恋愛沙汰を聞かされるが、よくある大学生の不埒な関係。地元を離れた私はその子の初めてすら知ら…

幽霊未満

こたつの中で孤立していた。左を向けば団欒とした声が聴こえる、私の声は彼女達に届かない。 スカートを捲りあげたって誰も気づきやしないスリルを嗜んでいた。右を向けば少年がこちらの視線に気づかない振りをするが甚だしい好意には興味が無い コンタクト…

昼と夜の隙間

何かに追われている。奴等に見つからないよう乱暴にタクシーに乗せられる。適度な渋滞に救われたらしい 高校時代の元恋人が待ち伏せしていたらしく、コンビニの前で急に抱き寄せられるが髪はチリチリで、到底私の好みではない。すり抜けるようにごめんね、と…

5/21 麦畑

麦畑のようなものが一面にある。 どこかで両親とはぐれてしまい、気づけば植木。 暫く真っ直ぐな道のりを走るがどこまで続くかわからない…… 水に浸した麦畑、少年が乱暴に踏み潰していく。何故かその感触に心当たりがあった。濡れた土の反射と萎れる麦、誰が…

青い部屋

ホラー映画のワンシーンで、何かを強く訴えかけるシーンがある。悪趣味にも知り合いの美しい女性が夜中にやって来て、それをやる。気を紛らわそうと兎に角叫ぶが彼女はしつこくそれをやる、呆れてセクハラ紛いのキスをしたが唇の感触を確かめただけでそれは…

スタンドバイミードラえもん

カフェにて画質の悪い写真を振り返る、水槽の中に爬虫類や魚が見られる。一つ前のiPhone6sがこんなに劣っていたろうか、 ぼやけて誰かわからない、恋仲のような関係性の彼奴がウェイトレスの女性の容姿を褒めている。複雑、と言い放った 謎の爺を倒さなけれ…

ジングルベル

見せしめの窓からギョロリとした目玉達がこちらを覗く。うっすらと聴こえるジングルベルが圧を増していくので、不気味に思いカーテンを捲ると誰かに遮られる。見てはいけない何かがそこに居るらしい。ベランダからクリスマスの装飾が見えるが、なんだ妙だ。…

不在票

カーテンから突起した物が見える。其れはこちらを覗く目玉だった見覚えのない老婦が部屋に入ろうとするので不法侵入だ、警察を呼ぶぞと言うにも思うように声が出ない。何度も試すがやはりダメだった、外へ追い出し鍵を二重に掛けるが簡単に解かれてしまう。…

俯瞰

BARにて。 会計は¥16.000くらい。そんなに飲んだ記憶は無いが相手の男に¥3000渡した、千円札を拒まれたがなんとなく振り払う。後から聞くと店主が会計を間違えたらしい(通りで高い筈だ) 終電を逃したロン毛の男が泊めてくれと、冗談なのか本気なのかわからな…

8221

"8221"夢で渡された番号だお土産コーナーに居座る狐のようなアイツが部屋に来てからずっと付き纏ってくる、見た目は可愛いが虫ぐらいの嫌悪感を覚えている。布団の上に水分を含んだ糞をされるが、もう鳥のものなのかそいつの物なのかわからない。売れないマ…