長い悪夢

これは私の夢の中

皮膚と皮膚の縫い目

術室から出て切り離された自分の皮膚を持って受付へ行くと、少し遅れて美人のスタッフが「おけぴ!」と軽快に放ち、一気に不安になった。

皮膚と皮膚の縫い目が熱く、生々しくて手放しそうになる。

 

有り得ないくらい狭いキャパシティのライブハウス、とも呼べないような場所で好きなロックバンドがライブをしていた。

スマートフォンを弄る長髪の男が視界に入る。こんなにカッコイイのに、動員も少なくて、現実は報われないことを悟った。