長い悪夢

これは私の夢の中

ストロベリーバニラ

車を走らせると、世界の終わりに直面する。
ビルの隙間が赤く発光する
同時に青が広がるが、現実とは程遠い
昔の恋仲に会ってもよそよそしく、気恥ずかしかった
助手席から手を伸ばすが写真は上手く撮れなかった。白昼の夢だ

 

パン屋さんを探す、AM7:--
細い道に猫モチーフの店が沢山ある、この時間に開いているのは珍しい。フルーツ屋さんへ足を運ぶとマダムが並んでいる
highの強いうるさそうな女ばかりだ
ストロベリーとバニラの珍しい組み合わせのジュースが並んでいる。少し気になるも、やはり私はパンが食べたかった

 

車の鍵を模した盗撮カメラがベッドルームに置かれている、すぐに取ったがその先の手段を考えるのがもうめんどくさくなっていた。

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裸で外に投げられ不安は、白く申し訳程度のバスタオルを抱える。一度は引き返したがどこへ行っても民衆の視線は痛く、ただ歩いた

 

古びたビルの階段を降りていくとヤニ被れた淡い写真とボトルが鎮座している。ソレを手に取り、被写体の彼女ともうずっと話せていない後悔を思い出す

 

それから、強い嫌悪感を引き寄せられヒロイズムは肥大、彼に話したい

 

 

停止線の前で黒い車がとまっており、運転席を覗き込むと懐かしく…表情に安堵する。

私は少し泣いた

 

 

 

 

 

【裸の夢】「裸の夢は、傷つけられるかもしれないという恐怖と関係している一方で、大きなチャンスを受け入れる前兆にもなり得る」

狭い箱の中で囃子の音が聞こえる、誰かがズカズカと中に入ってきて、何かと理由をつけて話しかけてくるがそれが視姦ような目的だと悟り気持ちが悪くなる。

 

金銭的なミスを犯してしまい、左頬から始まり顔をつねられた。そのお金でこの醜い顔を変えられるのにね、と

 

 

 

皮膚と皮膚の縫い目

術室から出て切り離された自分の皮膚を持って受付へ行くと、少し遅れて美人のスタッフが「おけぴ!」と軽快に放ち、一気に不安になった。

皮膚と皮膚の縫い目が熱く、生々しくて手放しそうになる。

 

有り得ないくらい狭いキャパシティのライブハウス、とも呼べないような場所で好きなロックバンドがライブをしていた。

スマートフォンを弄る長髪の男が視界に入る。こんなにカッコイイのに、動員も少なくて、現実は報われないことを悟った。

離脱

薄暗い、押し入れやベッドの下のスペースのような閉鎖感のある。ブルーがそれを照らして

 

蛇口から不規則に水が垂れているが、ドクドクと血液が流れていくような嫌悪感と恐怖。

私はただ、体操座りになってうつむいたまま孤独を見つめている

 

絶望と向き合っている