長い悪夢

これは私の夢の中

生き地獄

オレンジ味のあるレンガが敷き詰められた高層ビルの最上階にはフェンスもなにもなく、震える足でエレベーターへと駆け込んだ。
高所恐怖症による恐怖よりも、エレベーターを待つ煩わしさにより剥き出しの階段を使うことにした。
しかし、震える足ではとても1階まで辿り着かない。
諦めて別の抜け道を探した、目がよく見えない


ある昼のこと、私は吹奏楽部でした。
授業前にトイレへと駆け込み、死にたがりの友人と連絡を取った。個室を出ると低身長の男子が用を足している、同じ場所でチャイムを聞いたことにホッとする。

席に戻ると友人が使った後の血まみれになった貝汁のカミソリ(ピンク)と、常用しているガード付きの同じく貝汁のカミソリ(青)が並んでいる。
どのタイミングで使うつもりだったのかはわからない、いつでも逃げられるという安心だけを与えてくれた。


ベランダの窓を少し開けて、その隙間に生クリームを敷き詰める。蜂蜜かメイプルシロップをかけるべきだったかもしれないが、そのままスプーンですくった。