長い悪夢

これは私の夢の中

隣人

古びたアパートメント、
クジラが海底500mをすぎた頃、なにかを見計らっていた。
こんな薄っぺらい壁じゃやることもできないよと笑いながらAが言う。貴方の部屋も見てみたい、僕も来て欲しい そんな掛け合いをした
1階には3人家族が雑魚寝、というには狭すぎる間取りで暮らしをしているらしい。


そういえば今日は苺の下着を履いてきたんだと照れながらスカートを捲ってみせた。
いいんじゃない、とBが答える

色欲兎

ファッキンラビット、そこは空洞です。
血眼で覗く兎のイラストが至る所にあり、こちらを見つめている。住民による犯罪の抑止ステッカーのような働きかけだろうか?
気味が悪いトンネルをくぐり抜けると直ぐにトラックが横切り、思わず声を上げた。驚いていると前からガラス片が2人を目掛けて飛んでくる。避けることは出来たが何者かによって狙われていると確信し、前にも同じような体験をしたことを思い出した。
その日私は、兎のワンポイントが入ったジャージを着ていた…


「同じ部屋でも昼と夜とでは見え方が変わるんだね」

黒を基調とし、雑多な部屋が朝になると至ってシンプル、木目に覆われた部屋に見えた。朝から美容室を予約していたが、つい寝坊をしてしまい、友人に怒られる。ギターケースを背負うと、ショルダー部分を握られ、気づけば黒から白へ変わっていた。どういうことか聞くと、リバーシブルになっていたのだ。

エヴァンゲリオンみたいで可愛い!」満足げに私は部屋を後にした。

 

白昼夢?
隣人が行き来する通路が部屋の中にあった。ふと見ると、その隣人が明らかに私のスペースに足を踏み入れており、気味が悪くなる。

大怪獣

一軒家、というよりは旅館のような間取りで茶色がかった暖かい木の造りだ。

別の階に移動するには少しばかり複雑な構造で何度も迷った。とある階はカウンターもあり、女が接客をしている。

 

酷く痩せこけた人々の写真を眺めていた、いつだってそんな悲劇が降りかかろうとも思わないからだ。

めかした友人が腹から血を流して横たわっている。痛かったよね、と憐れみの言葉を投げかける

自分らが死ぬのも時間の問題だと悟った

 

"4階から移動する足音がきこえたかもしれない"

 

相方が自信なさげに言うが、賛同する空気ではなかった。不安が募る

私達は大怪獣の気紛れに脅かされているのだ。いわばGODZILLAか。

 

相方がいたずらに「GODZILLAここにいるんでしょ〜?出ておいで」と襖をノックする。

馬鹿、不謹慎だ、ノックをするなと心の中で憤りを感じていた。予感は的中し、大怪獣が近づく音がする

 

私達は布団の中で丸くなり、諦めを含んで手を合わせた。

 

 

気づけば森の中にいた

怪しい男が話している、GODZILLAのキーマンになることは間違いない。

私は木を登ったりして、逃げる術を考えていた、

だがきっと私達は救われたのだ

後光の差す、木漏れ日の照明に照らされてそう思った。

 

 

 

 

ピエロ

夢日記ってやっぱ良くないんですか?」

渋い顔で書類に向かうカウンセラーの女に聞こうと思ったが、やめた。明らかだからだ

 

episode1

目覚めると倉庫に居た。

辺りは隙間のある簾のようなもので覆われており不安を煽った。

知らない男と馴れ合い、ゲームが始まると全身を持ち上げられピエロに差し出された。だが、怖いものではなかった

 

episode2

道路が水に侵され車が進まない。イタズラな友人が「海の音を聴きたい」そう言って車を進め、姿を消した

 

ホラー

近所のスーパーを気に入り、何度も立ち寄った。

 

そこで知り合いに遭遇し、梅の漬物のようなものを勧められて買った。

いきなり店員に声を掛けられたと思ったら、かなりアナログなやり方でコロナ対策をしていた。

検温かと思えば瞼の裏を見せろと言われ、鼻に長いグミを突っ込まれた。当然食用なのでその部分を切り取って、食べた。

 

お腹がすいていたので、ほっけや肉じゃが、ぼた餅、饅頭…兎に角いつもより目移りが激しかった。

中でも惹かれた牛のマスコットキャラクターのようなマシュマロを籠に入れた。

 

 

とあるカフェに2人で入ると、こちらを見るばかりで誰も案内をしない。仕方なくトイレを借りてそのまま空いてる席に着いた。

相方がモジモジしていると偶然知り合いに会い、スタジオのような場所で遊んだ

マイクにディレイをかけ、おどろおどろしい空間を作り上げた。それが可笑しくてずっとゲラゲラしていたが、同時に悪寒が走った。

 

2段ベッドが並んでいる。私は2段ベッドの上で、エフェクターボードは1段目にあり操作ができなかった

向かい側の2段ベッドには赤子がおり、癇癪をおこした。なんだが不気味だ

 

 

知り合いの弟の部屋に入ると「潰す」などといった青い文字の羅列で空を描き、その下には家族のイラストがあった。

私の家にも同じようなものが…という話をした

 

 

気づいたら何者かに全身の皮を剥がれ、犬のように小さく切り取られていた。それを何故が俯瞰していたのだ

おにぎり地獄

飲み会があると言われ、よくわからないまま着いて行く。外に灯りはなく、非常に暗く何度も転んだ。細いライトで照らしながら目的地に着いたが、誰が居るのかわからない。

店内に入ると見覚えのある顔に安心する。一体何人呼んだのか分からないが近くには学生と思われる団体がおり、騒がしい

 

気づいたら自分らが学生に位置して、私を筆頭におにぎりを握らされた。

その間、先生が「豆とか好き?」と尋ねて来たので、嫌いではないですが…と答えるとおつまみ系のピーナッツが出てきて、喜んだ。

散々握った後、お腹をすかせて席に戻ると先生の説教が始まったので黙っておにぎりを食べた。よりにもよって私の嫌いなチーズとの組み合わせにより落胆した

その後は急いでバスに乗ったが、特殊な席になっていてやけに広い。落ち着かないでいると急に車内がだんまりするもんだからみんなで顔を合わせた。

 

目的地に着くと、仕事を片付けずに自分が帰ってきてしまったことや先生に貰ったピーナッツを忘れてしまったことに気づく。

 

 

 

 

公園で絡まったブランコを解いて、立ち乗りしていると背丈が合わず頭をぶつけてしまった。

さらに奥に行くと大きいカメ〜小さいカメが4匹ほど連なって散歩をしていた。追いかけようとするが隙間に入り込んで姿を消してしまった

 

何故かむかしのバイト先(コンビニ)に出勤することになり、なんにも覚えていない状態でレジに立つとズボンは短パンだしピアスは丸見えでとても働ける状態ではない。しかし余裕ぶっこいて化粧に時間をかけているとマネージャーに声を掛けられドッキリとした。