長い悪夢

これは私の夢の中

色欲兎

ファッキンラビット、そこは空洞です。
血眼で覗く兎のイラストが至る所にあり、こちらを見つめている。住民による犯罪の抑止ステッカーのような働きかけだろうか?
気味が悪いトンネルをくぐり抜けると直ぐにトラックが横切り、思わず声を上げた。驚いていると前からガラス片が2人を目掛けて飛んでくる。避けることは出来たが何者かによって狙われていると確信し、前にも同じような体験をしたことを思い出した。
その日私は、兎のワンポイントが入ったジャージを着ていた…


「同じ部屋でも昼と夜とでは見え方が変わるんだね」

黒を基調とし、雑多な部屋が朝になると至ってシンプル、木目に覆われた部屋に見えた。朝から美容室を予約していたが、つい寝坊をしてしまい、友人に怒られる。ギターケースを背負うと、ショルダー部分を握られ、気づけば黒から白へ変わっていた。どういうことか聞くと、リバーシブルになっていたのだ。

エヴァンゲリオンみたいで可愛い!」満足げに私は部屋を後にした。

 

白昼夢?
隣人が行き来する通路が部屋の中にあった。ふと見ると、その隣人が明らかに私のスペースに足を踏み入れており、気味が悪くなる。